グルグル×2 グルコサミン♪
本日もブログを読んでいただき、ありがとうございます。あさくら整体院の田中です。
厚生労働省発表によると、4人に1人がなっている「変形性ひざ関節症」をテーマに書いていきます。女性だけでなく、男性にも多い症状です。
インターネットでよく書かれていることを書いても仕方がないので、あまり知られていないことを書いていこうと思います。
歩行の影響
通常の歩行では、
1.前足の踵から着地
2.つま先を着地(つま先は体に対して垂直)
3.つま先と股関節を結んだライン上に前足のひざを曲げていく
4.ひざのお皿がつま先より前に出ない状態をキープ(ふくらはぎと足首が垂直状態)
5.後ろ足を前に出す
この順序を繰り返すことが通常の歩行です。
間違った歩行
・前足のつま先が外側、内側に向いている
・つま先と股関節を結んだライン上からひざが外れている
・ひざのお皿がつま先より前に出ている
・前足が伸びきった状態で踵から着地している
・ガニ股、内股、ヤンキー歩き などなど
ひざの関節は大腿骨(ふとももの骨)、下腿骨(ふくらはぎの骨)、膝蓋骨(お皿)の3つの骨で構成されています。
主に曲げ伸ばしの役割ですが、捻れる力に弱い性質もあります。
間違った歩行では、ひざに捻れの外力を加えます。
ひざの曲げ伸ばしで痛いのは軟骨ではない!?
関節軟骨には神経が通っていないので、痛みを感じることは、ありません。
近年注目されてきているのが、膝蓋下脂肪体です。ひざ関節内の隙間にあり、ひざの滑らかな動きやクッションの役割があります。
ひざの炎症や使い方が悪いと、脂肪体が固まっていきます。そうすると、ひざの曲げ伸ばしの制限が出たり、脂肪体をひざ関節が挟んで痛みを感じます。(膝蓋下脂肪体は神経も血管も豊富なので)
お尻の筋肉の影響
人は歩行時に左右約6cm揺れています。この揺れを抑える役割がお尻の筋肉(主に中臀筋)にあります。
お尻の筋肉が使えていない・筋力が弱いと体の左右の揺れが大きくなり、その揺れのエネルギーが脚の捻れを起こします。
まとめ
一概に変形性ひざ関節症と言っても、歩行や股関節・足関節・お尻の筋肉の影響が大きく関与してきます。特に歩行は、みなさんオリジナルの歩き方なので…
変形性ひざ関節症=ひざの治療と考える治療家が多いのです。
「ずっと治療に通ってるけど、一向にひざが良くならない」という方は治療院を変えることを強くおすすめします。
散々通って、最終的に人工関節にしましょう!と言われかねませんから。
ヒアルロン酸注射を打っても時間経過と共に体の外に排出されますし、骨粗鬆症のリスクもあります。痛みが強い時に打つのは、いいと思いますが、痛みがおさまった時にリハビリは二の次で注射に頼りっきりなのは、指導する治療家含め、どうなのかと思いますが…
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