週刊ダイヤモンド
本日もブログを読んでいただき、ありがとうございます!
あさくら整体院の田中です。
今回のテーマは、「週刊ダイヤモンドを読んでみて」です!
それでは、どうぞ!!
接骨、鍼灸、あん摩マッサージ指圧師の深い闇
特集1ページ目のタイトル↑
それぞれに条件はあるが、健康保険が使える。
接骨院の保険請求のほぼ3分の2に不正の疑いがある。
不正請求の内容としては、本来健康保険適用外の肩こり、腰痛などを保険適用(ケガとして保険請求している)にしていることだ。
これは、接骨院側が保険適用に出来ると説明していることもあるが、患者さん側が肩こり、腰痛に健康保険を使えると誤解しているケースや健康保険適用外なのを知っている上で接骨院側に保険適用にしてくれ!と言うケースもある。
実際、保険適用外で自費診療を勧めても
「前に行ってた接骨院は、保険が使えた!ここでも保険を使え!」と逆ギレされたこともある。
あと不正請求としては、通院日の水増し、多重部位の請求(特に交通事故治療で多い)、行っていない治療内容の請求など。
中立性に欠ける記事内容
本誌を読んでもらえると分かると思うが、ドクター側の意見がメインになっている。
実際、治療院業界の中でドクター側は特別だと思っている節もあるし、患者さんの取り合いになっているのも現実だ。
療養費(健康保険を使った費用)は、年々増しているが、断トツに整形外科の療養費が高い。
2015年度の療養費の内訳は
整形外科は約9000億円
接骨院は約4000億円
鍼灸・あん摩マッサージで約2000億円だ。
接骨院・鍼灸・あん摩マッサージを合算しても整形外科より低い。
現状、接骨院の保険請求を厳しくする動きがあるが、それで削れる療養費はたかが知れている。(だからと言って、不正請求を勧めているわけではないので、あしからず)
そして、整形外科では、肩こりや腰痛、変形ひざ関節症などでも健康保険を使っている。
治療内容としても、痛みがあれば痛み止めや意味のない湿布の処方。痛みがなければ、筋弛緩剤の処方。効果の乏しい、ひざへのヒアルロン酸注射。
症状改善を見込めない治療で、患者さんを囲う。
患者さん側は、お医者さんに効果がないなんて言えないし、ドクター側は医者の言うことは、絶対に正しいと権威にふんぞりかえっている。
搾取する側と搾取される側の、いわば主従関係のようなものだ。
もちろん、全てのドクターがそうではないと思うが、そうゆうドクターもいるというのが現状だ。
仮に接骨院の肩こり、腰痛患者さんが整形外科に転院したら、約4000億円以上の療養費が整形外科に加算される。
そのシワ寄せは、健康保険を支払っている国民全員への健康保険料増加だ。
本当に療養費の削減を考えるならば、整形外科での肩こり、腰痛、変形性ひざ関節症など慢性症状を保険適用外にしたり、慢性症状への薬・湿布の処方、注射も保険適用外にすれぼいいと思う。
このあたりは、政治と金がうごめいているから、保険適用外になるなんてことは、あり得ないと思うが…
まとめ
本誌に載っている、業界の闇はほんの表面上をすくい上げたぐらいしかない。
治療院業界(整形外科、接骨院、整体、カイロ、リラクゼーション)全体の闇やそれぞれの闇の部分は、もっと深い。
そして、その闇の部分は治療院業界だけでなく政治の部分とも根強く絡まっている。
もっとこの闇の部分を世間に公開しなければ、業界がホワイトになることはないし、国民一人ひとりの意識が変わることはないのだと思う。
0コメント